春を控えて声優の勉強をしたいと思っている人も沢山いらっしゃるかと思います。
そこでよく質問されることがあります。
「声優になりたいのですがもう年齢は若くありません。大丈夫ですか?」
このような質問なのですが、ズバリ言いますね…
年齢は関係あります!
「やっぱり無理なのか!」なんて失望する人もいるかと思います。
しかし早とちりしないでください。
年齢は関係ありますが声優になれないとは言っていません。
若ければ有利かというと必ずしもそうとは言い切れないのです。
また、この業界は水物ですので正直成功するかどうかなんて誰にもわかりません。
むしろ養成所の先生などが「うちだと絶対に声優になれますから!」なんて言い出したら怪しんでいいくらいです
私も出来ることなら希望を持ってもらうために
何歳から挑戦しても大丈夫ですよ
声優に必ずなれますよ
と言いたいのですが、どこにも保証はないので無責任なことは言えません。
ただ、現実問題、養成所などには年齢制限というものはあります。
その年齢を越えていたら入学できないという意味では不利かもしれないですね。
「そう言われてもどうしても諦めきれない!やるんだ!」
そんな決意が固い皆さんは年齢制限のない所を探して挑戦してもいいかもしれません。
「声優」という職業に関していえば資格も年齢制限もありませんので、子どもでもお年寄りでも芝居が出来るのであれば仕事はできます。
逆に、少し厳しいことを言うようですが養成所の年齢制限で諦めるくらいなら挑戦するのを諦めたほうがいいかもしれませんね。
ちょっと勇気の出るエピソード
ある吹替の現場でのことです。年齢は60代位でしょうか?
その方は若手にも随分腰が低く、新人のように気遣っておりました。
飲み会の席でそのようなお話をしたら
「私は退職後に声優になりました。ですので皆さんに比べて芸歴は浅く新人なんですよね。勉強させてもらってます」
と答えていらっしゃいました。
社会人を経験されて、どうしても夢を捨てきれなくて挑戦し、役者になる方も沢山いらっしゃいます。
むしろ人生経験が豊富なので若い方よりも表現力が高い方が多い印象です。
(吹替の現場では特に老け役が重宝されますしね)
ですので、年齢を理由に諦める必要はないと考えています。
確かに若い方がチャンスも多いかもしれませんし、なかなか全員が就ける仕事でもありませんが、決して可能性がゼロになったわけではないということですね。
声優の養成所や事務所には年齢制限がある場合があります
しかし制限がない所ももちろんあります
年齢を重ねていたら重ねていたなりの戦略があります
自分の武器は何なのか?需要はなんなのか?
自分のやりたいことと照らし合わせて戦略を練りましょう
それではまた次回!