みなさんこんにちはワタシです。毎日のレッスンお疲れ様です。
基礎的なレッスンの日々からそろそろ台本をやる機会も出てきたのではないでしょうか?
セリフと向き合ってみて、講師の方から
感情の起伏がないよ
と言われたり、自分で聞いてみて
あれ思っていたのと違う
なんて感じていませんか?
今回はいわゆる「棒読み」になっている、というお話。
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そもそも起伏ってなに?
我々が言葉を喋るときには必ずと言っていいほど音の流れが起こります。
強調したいことや、隠し事、言いよどむ等々…意識せずとも自然と起伏が起こっています。
「ワタシは今ブログを書いている」
上の文章でどこを立てるかによって言いたいことが変わります。
ブログを更新しているのは誰なのか?
いつ更新しているのか?
ワタシは今なにをしているのか?
伝えたいことによってどこが立つか考えてみましょう
起伏というのは強調だけではありません。
抑える場合も起伏が生まれますよね
「ワタシは○○くんのことが好き」
こんな告白の言葉があったとして、○○くんを目の前にしたら緊張してしまいなかなか好きという言葉が伝えられなくなるかもしれません。
勇気が出ずにもじもじしたり、声がか細くなって弱まったり…色々なことが起こるのはわかりますよね
私達はそうやって言葉の強弱や緩急、間、といったものを意図せずして自然と生み出されているわけです。
なぜ不自然なのか?
さて、話を戻しましょう。
私達が台本と向き合ったときに多くの人が陥りやすいことがあります。
「セリフをちゃんと読もうとすること」です。
え、ちゃんと読んじゃいけないんですか?
そんな声が聞こえてきそうですね。
与えられたセリフをしっかりと読むこと、もちろん大事なことです。
習ってきた発声や滑舌をちゃんと活かして読まないと今までの努力が水の泡ですよね?
でも、ちょっとまってください。
私達の言葉に起伏があるようにセリフを喋っているキャラクターも起伏がないとおかしいですよね?
ちゃんとしようと思うがあまりずっと、ちゃんと、しっかり、ハキハキと喋るというのは逆効果なのです。
セリフを自然に喋るためには
同じ調子にしないのはわかりました
でもどこをどうすればいいんですか?
以前、キャラクターも生きている、セリフは読むのではなく喋る、ということを書きましたがそこに共通するものです。
キャラクターが何を考えているのか?
どう感じて、何を誰に伝えたいのか?
難しければ一旦自分の感覚で考えてもいいですし、そのキャラクターの性格や状況などを考えてなぜその言葉が出るのかを考えましょう。そうすれば自ずと棒読みは解消されるはずです。
難しく考える必要はありません。
まずは自分が言うつもりで台本のセリフも自分の言いやすいようにアレンジして普段の言葉遣いで喋ってみてはいかがでしょうか?
そこからその気持ちを維持して台本のセリフを喋ってみる。
そんな練習を繰り返してみるとセリフに起伏が生まれ、それと同時に説得力がともなった言葉になるはずです。
皆さんのヒントになれば幸いです。
では本日のレッスンはこれくらいにしたいと思います。