苦手な早口言葉を克服する時に意識すべきことはなにか?

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皆さんこんばんは、ワタシです。
皆さんは早口言葉得意ですか?

声優を目指しているので自信あります

現役声優だから当然ですよ!

色々な人がいると思います。さて、得意な人も苦手な人も早口言葉をやるうえで気を付けたいことや練習する注意点などを解説します。何かのヒントになれば幸いです。

自分のキャパを知ること


例えば100mを10秒で走る人20秒で走る人がいるとします。その2人に「15秒で走ってください」とオーダーして走ってもらった場合、どちらのほうが余裕で走れますか?

・・・って言わずもがな10秒の人ですよね。

滑舌にも勿論個人差があります。スラスラといえる人もいれば、中々苦戦して聞き取りにくい人もいます。まずは自分がどの程度のスピードで明瞭に話せるのかご自身で知る必要があるのです。

なにも20秒で走る人は永遠に15秒では走れない、と言っているわけではありません。ただ現時点での自分の実力を知らずにいつまでも達成できないと「またダメだった」と失敗に慣れてしまうことになります。

慣れてしまうと諦めにつながったりモチベーションを維持することが難しくなるのです。そうならないためにも現時点での実力を知って、その上でどうすれば克服できるのか?それを考えながら練習したほうが効率的です。

努力は必ず報われる…?

「努力は必ず報われる」という言葉があります。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?この言葉の真偽をしばしば議論されることも多いです。

あくまでワタシ一個人の意見なのですが、これはいくつかの条件のもとで成り立つ言葉だと思っています。

先ほどの例ではないですが、自分の実力も把握せずに必要な稽古をせず見当違いの努力ばかりをやっていたら(何かしら成長はするでしょうしいつか役立つこともありますが)自分の求める結果に直結するかどうかはわかりません。それならば自分の必要な努力を知り、それを効率的にやったほうが目標に到達する可能性は高いです。

早口言葉では

では早口言葉に話を戻します。早口言葉では陥りやすい問題はなんでしょうか?それは「とにかく早く言おうとする」ことです。うまく言おう、早く言おうとするあまり自分の実力を無視してスピードばかりを求めること。それが失敗する理由として挙げられることが多いです。

まずは自分の適性スピードを知りましょう

適性スピードとは?

皆さんは録音機器を持ってますか?ICレコーダーでもいいですし、スマホのボイスレコーダーアプリでもいいです。まずは早口言葉を録音してみましょう。

赤巻紙、青巻紙、黄巻紙
東京特許許可局、今日急遽特許許可却下

とりあえず上の二つを言ってみましょうか?
ちょっと待って!
先ほどのスピードを知るために何パターンかやりましょう

具体的には自分の最速からスピードを落としながら、一文字ずつ言うくらいのスピードまで落として何パターンか連続して録音してみましょう。

では、どうぞ…

どうですか?では、聞いてみましょう。

さて、最速から最低速度までで言葉として許容できる、明瞭に聞こえるスピードはどこまででしょうか?個人差がありますので最速でも明瞭な人もいますし、なかなかスピードを落とさないと明瞭にならない人もいるかもしれません。

でも、ココからがスタートです。

『論語』に以下のような言葉があります

知らざるを知らずと為す是知るなり

知らないということを知ることが、本当に知ったという意味です。

まずは自分の現段階での実力を知り、適した努力をするのが一番の近道かもしれませんね。

まずは正確に言えるように適正スピードを把握し、そのスピードで練習しましょう。そこからちゃんと言えるようになったら徐々に早くしてみましょう。慌てる必要はないのです。筋トレと一緒で一朝一夕にできるものではないです。

まずは正しい口の形で練習しましょう。スポーツのように間違ったフォームで無理をすると変な癖がついたり怪我につながることになります。

それでは本日はこれまで!
次回もレッスン頑張りましょう!