皆さんはSNSをやっていますか?
ツイッター、フェイスブック、インスタグラム色々なSNSがありますよね?
情報収集や共有、拡散、発信などネットコミュニケーションのみならず、私生活でも欠かせないものになっている人もいるのではないでしょうか?
実は最近話題になっているものに「キャスティングに声優のフォロワー数が関係している」
というものがあります。
果たしてこの話は本当なのでしょうか?
目次(クリックでジャンプ)
個人の情報発信力
宣伝媒体として思い浮かぶものは何でしょうか?
テレビ?ラジオ?新聞?雑誌広告?
もちろん効果がありますね。
最近ですとこれらに加えてネットも無視できないものであると言われています。
YouTuberが広告収入を得て生活しているのも、ブロガーがアフィリエイトやアドセンスで生計を立てているのもネット広告のおかげです。
下手に高額を払ってタレントを起用するよりも登録者数が多いYouTuberやブロガーに宣伝を依頼した方が効果が出る場合があるのです。
SNSを介することで個人の声が世界中に届く環境になりました。
アニメの収益と集客力
さて、アニメの話に戻りましょう。
アニメはどのように儲けを出していると思いますか?
TVで流れている視聴率で稼ぐ?
スポンサーからの契約料?
玩具やグッズの売り上げ?
単純にこのルートからです、と説明はできないですが製作委員会が資金をスポンサーなどに掛け合い集めそれをもとに予算を組んでいきます。
しかし、それだけではありません。
イベントでの収益やアニメDVDやブルーレイ、キャラクターグッズなどの売り上げなども作品に還元されます。
ですので作品を応援するという意味で、グッズやDVDを購入することを「お布施」というファンもいますよね(笑)
もちろん直接還元されずとも売り上げがいいと各所メーカーなどが「この作品は盛り上がっている。売れる」と認識され続編に繋がる可能性が出てきます。
作品人気は声優人気?
先述したように制作サイドも作品を成功させるため以下のようなことを考えます。
イベントを集客するためにはどうすればいいか?
アニメを見てもらうためには、
興味を持ってもらうためにはどうすればいいか?
ココで考えられるのが声優の知名度や人気です。
人気声優を起用すれば作品を知らずともその固定ファンが興味をもってくれます。
その人気のバロメーターになっているのが、一般的にも浸透したSNSなのです。
フォロワーが多い声優さんが「今夜から○○が放送開始です!観てください」「ついにDVDが発売します!」など呟いただけでそのファンへの宣伝が自動的に出来てしまうのです。
それなら大金を出してTVCMをしなくても宣伝効果が期待できるというわけです。
もちろんフォロワーで全てが決まるわけではありません。
声優事務所の中には声優の発言が炎上騒動に繋がることを恐れSNSを禁止している事務所もあります。
その事務所の声優さんが作品に出ていないかというと、そういうことでもないのでやらないといけないわけではありません。
ただ、実力や人気が同じくらいだとしたら情報拡散力が無いより有る方がいいと思うのも仕方ないかもしれません。
純粋に実力のみならず写真や歌、ダンス、SNSなども審査に入るのは何とも厳しい現状な気もします。
しかし、それを嘆くのではなくどうしていくか、上手く活用する必要があるのかもしれないですね。
そうやって少しでも生き残りをかけて若手声優はスマホとにらめっこするのかもしれないです…
追記【2019年1月29日】
ブログを更新してから時間が経って読み返し、生徒と話していて最近感じたことがありますので追記したいと思います。
これまでキャスティングにはSNSの人気が関係すると書きました。
最近はそれにとらわれる人が増えた気がします。
フォロワーがどれくらいいるか、どうすればバズるツイートができるか
もちろん話題にあがることはとても大事です。
しかし、本末転倒になっていませんか?実力はあるのにチャンスに恵まれない人は沢山います。
しかし、未熟なうちにチャンスが到来してもそれを掴み損ねる人も沢山います。
個人的に発信できる時代だからこそSNSだけでなく動画コンテンツ、配信などを活用するのは大事なことですが、そこから一瞬の話題で終わらないために日々の研鑽は忘れないようにしましょう。
腕を磨きながらチャンスにそなえましょうね!